akariの駐妻日記

総合商社からソーシャルベンチャーに転職、今は無職!のんびり生きよ~

現地駐妻のおすすめ!エチオピア旅行の防犯


■防犯

エチオピアアディスアベバに約1年間住んでいる駐妻が、現地での防犯(スリ・ひったくり対策)についてまとめました!

地方では民族vs政府の紛争が発生していますが、
アディスアベバ市内では多くがが軽犯罪で、
そのほとんどはスマホの窃盗(スリ・ひったくり)です。

しかも窃盗の手法もある程度決まっているので
そこだけ気をつけたらエチオピア旅行が楽しめると思います!

因みに、過去1年間に外務省(在エチオピア日本大使館)から連絡があったのは、
・路上でのスマホのスリ・ひったくり 12件
・空港の荷物検査での検査員による盗難 1件
・手榴弾による爆発 1件

※手榴弾以外は、日本人が被害者である案件に限定した数字なので、日本人以外を含めると莫大な数になります。

ということで、ここではスマホの窃盗についてまとめます!

■手法と対策

よくあるスリの手法は以下。
①複数人で何らかの理由を付けて近寄り、体に接触してくる
②犯人Aが気を引いてる隙に、犯人Bがポケットからスマホを抜き取る
③犯行修了後、即逃げる→気付いた時にはスマホがない

Or

手に持ってるスマホを強引に奪うシンプルなひったくり


近寄り方は、
・ツバかけて謝りながら拭く素振りをする
・小物を売り(押し)つける
・シンプルに話しかける

 

ってな感じです。
近寄られたら分かるやろ〜と思うじゃないですか。
実際、アンテナ張ってると怪しいなって分かります(笑)

 

でも、何故か月イチ程度、日本人がスリに遭ってる現実。

過去1年間の日本人が被害に遭った場所を地図上にプロットしたら、空港に近いエリアだったことからも、
出張者か、旅人と推測します。

(駐在界隈では盗られておらず、なんで盗られるんやろー?ってくらいな感覚です)

マストな対策
スマホを洋服のポケットに入れない
 ↑服の上からスマホの形が分かると狙われてオワリ
・道端で電話しない、携帯触らない
 ↑犯人はスマホをどこにしまったか虎視眈々と見てる

地図を確認したい時は建物に入って確認する!

ホントに、いつから見てたん?ってくらい狙われてると思ってスマホは仕舞うようにしたほうがいいです。

上記を守れば楽しく過ごせます!


じゃあ、スマホどこに仕舞うねん!って?

私のおすすめは、スマホショルダー!
&私の場合はスマホ自体をジーパンにinしてます。

幸い、まだ犯人たちもスマホショルダーから盗る方法は編み出してないらしく、ほぼ100%スマホ守れます。
何より、「盗りにくいですよ〜」アピールが大事。


ジーパンにinできる服着ないわ!っていう方は
チャック付きのカバンの底とか。
チャック付きの上着の内ポケットとか。

そもそもリュックは自分の視界に入らないのでオススメしませんが、
リュックなら奥の方。
アフリカ旅行のお供はボディバッグがイチオシです。


■傾向と対策

そして、私調べでは、犯人はほとんどが若い男性で複数人!
若い男性が複数で近寄ってきたら、それです!

そして、狙われる側も大抵の場合、男性です。
男性の方がポケットにスマホ突っ込んでるからでしょうかね。
エチオピア人は女性、子供には優しいから狙わないのかな(笑))

複数人で歩いていても狙われます。
寧ろ、複数人で話しながら歩いてると
会話に集中しちゃうので注意が必要です。


私はスマホショルダーのお陰なのか実際の要因は分かりませんが、
一人で歩いててもそもそも狙われないんです!

しかし、夫と歩いてると夫ばかり狙われる(笑)

過去、夫は接触してくる気配を感じたら「ワッ!」とか「ア゛ッ!」とか大声を挙げると逃げていきました。

しかし!実際盗られた方は気付かぬうちに失くなってたとおっしゃるので、狙われたらほぼオワリです。

本当に困ってる人、いい人だったら
体に触れてくることはないので、腕を掴まれたり、押されたり、とにかく体に接触してきたら、疑ってかかっていいと思います。

スマホ盗る気はないけど「マニーマニー」と言って体に触れてくるゼロ距離な子どもたちはいます。

あげたらキリがないし、アジア人はお金くれるという体験をさせるのも嫌だし、お金を入れてる場所を知られるリスクもあるため、
私は子どもにお金は渡しません。
そのため、フル無視で鞄を抱えて前進します。


折角の旅行中にスマホ失うのは痛手だし、
出張中なんてテザリングできなくて仕事にならなすぎて最悪of最悪。

昔勤めていた商社では、実際に
エチオピア出張行ったら1人1台スマホ盗られる」
と言われました。
エチオピアってそんなに危ない国なんだという印象を持ちました。

でも、こちらに住んで分かったのは、
簡単に対策できるし、対策したら盗られないということ。

アジア人はスマホをポケットに入れがちで盗りやすい、という認識を経験から与えてしまってる可能性もあります。
(しかも日本人なら高確率でiphoneだから高額で転売できる←エチオピア人は日本人かどうか区別してませんが)


ほとんどのエチオピア人が親切で優しい人です。
スマホのスリは素敵なエチオピアの思い出や、
エチオピア人との交流を一瞬にして嫌な思い出にしてしまう体験なので、
エチオピアへいらっしゃる方は是非、
対策をした上でいらっしゃってください!

素敵な旅を!


p.s. もし盗られたら...
探すことはほぼ不可能ですが、
iphoneを探す」や位置情報アプリでスマホの位置がわかる場合は、現地警察に相談してスマホがあるアジトに踏み込んでもらうことができる可能性があります。
過去に1件、実例もあります。

ただ、現地警察とのやり取りに日本大使館は介入してくれない可能性があり、
自力でコミュニケーションをとる必要もあるかも知れません。

やはり、盗られないことがイチバンですね、、!


#エチオピア #アディスアベバ